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『眠れる森』-愛しき、「つきまとう男」 [拝啓 野沢尚さま]

―「君のカーブは横に曲がらず、下に落ちる事も僕は知っています。」

そんなラブレターを、自らが生み出した人物に書かせる事が出来たら、

どんなにわくわくするだろう。

 

―「知ってるよ、アンタのことなら何だって」

しかし、成長したその人物は、愛する人にそんな言葉を言い放ってしまっていた。

既に実那子には婚約者がいた。

だから、嫉妬からその手の発言が飛び出しても納得できるし、

なおさら感情移入してしまう。

実那子の新居の向かいへ追うように引っ越してきた直季。

―「持ってってやろうか……引越し蕎麦」

痺れた。なんて恐い奴だろう。

キムタクが演じてなければ犯罪だろう。

でも、それだって、誰もが持ってる共通性だ。

 

日常は、ある種の感情は全て抑えて暮らしてるからドラマがない。

葛藤はあるけど、

誰かに相談して、

解決はしてないけど、気分はちょっとだけ晴れて、

「ま、いいか」で、おしまい。に近い。

誰かの為に走った記憶なんて、ここ最近ない。

話し合いで解決させているものも、実は根っこが腐ったまま。

人の心は、どんどん見えなくなる。

直季は、実那子の心をどんどん開いていった。

憧れる存在だ。

 

野沢さん。

韓国、行ってみたいです。

韓国で野沢さんのDNAの入ったドラマにも触れてみたいです。

韓国、僕も近いうち行ってみようと思います。

ホントに近いうち。

 

 


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