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『眠れる森』―雷鳴で思い出した[15年目のラブレター] [拝啓 野沢尚さま]

―遠くの空から雷鳴が聞こえた。

こんなト書きを、これまでのシナリオで何度か使った記憶がある。
光、音の強弱だけでなく、【間】、そして、
【象徴的な何か】を示す事が出来るからだ。

【何か】とは、見せ場となり得る【12局面】などが、まずは当てはまる。
(ジョルジュ・ポルティ的には、36局面だが)
例えば、【出会い】や【別れ】、【対立】や【葛藤】の場面がそれだ。
そして、シャレードとして【幕開け】や【人物の内面】をも代弁してくれるはずだ。

そういった意味でも、
眠れる森・第1回「15年目のラブレター」のトップシーンは、鮮烈だった。
つまりは、連続ドラマのトップシーンである。
【象徴的な何か】。
眠れる森・大庭実那子の記憶を辿るドラマの幕開けだった。

野沢さん。
それにしても、今日の雷には参りました。
遠くどころか、「すぐそこの空で、真上で鳴ってます!」ってなもんで。
耳ふさぎながら、傘は風で折れ曲がり・・・
もぉ、びしょびしょ。
中之森を駆け足で去っていく実那子よりも怯えてたと思います。

野沢さん。
あのトップシーンのあとの、鬱蒼たる森に差す陽光の描写、
そして実那子と直季のセリフのやりとり。
2人の悲恋を思うと何度見ても、涙が出てきます。

野沢さん。
今日の僕は時間もある事だし、
久しぶりに『眠れる森』を見てみようと思います。
野沢さんのドラマは、他のビデオとは分けて、
「野沢さんコーナー」を作ってあるのですぐ見つかりますから。


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